北欧スウェーデンの夏で夏至祭(ミッドソンマー)を祝おう

 



北極圏に国土の3分の一を置くスウェーデンの夏は短い。5月の終わりくらいまで雪が降り、6月になってからやっと暖かくなったかと思ったら、9月にはもう冬が始まってしまいます。そんな短い夏を思いっきり満喫しようと、スウェーデンでは夏至の日に各地でお祭りが催されます。

 

夏至は一年で最も日が長い日。日本では太陽が最も天空高く登る日として知られていますが、スウェーデンでは夏至の頃は多くの地域が白夜を迎えます。つまり太陽が1日中ずっと地平線の上を回っている状態で、夜でも太陽が見えるのです。大体夏至の前後数日間、北極圏になると数週間、白夜の状態が続きます。北へ行けば行くほど、太陽が昇っている時間が長くなり、南へ行けば行くほど、太陽が昇っている時間が短くなります。白夜は、その名の通りとても明るい夜です。この時期一日中明るいので、スウェーデン人は皆うきうきしながら友人や家族と飲み食いしを楽しく夏を過ごします。パーティーに明け暮れ、沈まぬ太陽の恩恵を体いっぱいに受けます。

 

その最たるものが、夏至祭です。6月21日から一番近い土曜日の日、町の中心で大きなお祭りが開かれます。草木と花で装飾されたレース付きのポールを掲げて、伝統的な衣装を着た若い男女が輪になって踊ります。子供達や酔っ払った大人も一緒になって踊ります。10代の若者達は酔っ払った親がむちゃくちゃな踊りを踊るのを冷ややかな目で外から見ます。

 

典型的な夏至祭の食事は、生サーモン、バルト海産のニシンの漬物、その年にできたばかりのジャガイモをふかしたもの、新鮮なディル、サワークリームに、生の赤たまねぎ漬けが主流です。デザートにはイチゴやリンゴンベリーなどのベリー類をクリームに添えていただきます。そしてもちろん、ビールにシュナップス(穀物からできたとても強いお酒)は絶対にかかせません。それらを浴びるようにひたすら飲むのがスウェーデン流です。夏至祭の時飲んでいると、夜も暗くならないし、朝が来たのもわからない。ずっと明るいので、そのせいか終わり無く飲んでしまうようです。スウェーデン人の6月のアルコール消費量は年で一番といわれています。

 

もしスウェーデンに夏至の頃足を運ぶ機会があったら、ぜひ夏至祭と沈まぬ太陽の夜を楽しんでください。

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